本日は個人的?読書備忘録ですのでご興味のない方はスルーください(^o^)/
先週は雨降りの日が多かったので読書時間が増えていました。
そんななかで読んだのがアンディ・アンドルーズの「希望をはこぶ人」。
著者のアンディ・アンドルーズはアメリカでコメディアンとして人気を博したのち、
作家に転身。講演者としても評判をよび、ニューヨーク・タイムズ紙で
「アメリカで最も影響力のある人物の1人」と賞賛された方だそう。
本は小説仕立てなのですが、内容は啓発本に近いかなと思います。
様々な題材について、モノの見方が色々あるよ、ということを教えてくれる本です。
老いについて、謝罪について、愛情について、などなど。
個人的に面白い考え方だなーと思ったものの一つが以下の愛情について。
愛情の表現の「方言」は4つある。
組み合わせやバリエーションは色々あるが基本的には4つ。
【子犬型】
良い子だとほめてもらうと全身で喜びを表現
承認の言葉 愛している、素敵だ等の言葉で表現する愛情表現
【猫型】
体をすり寄せてきて撫でてもらいたがる、餌は自分で取ってくる
ハグ等、肉体的接触で愛情を感じるタイプ
【金魚型】
触られたいわけではない、水の中にいるので優しい言葉をかけてほしいわけでもない、
そばにいようがいまいが関係ないから質の高い時間を共有したいわけでもない、
餌をくれて、水槽を綺麗にしてほしい、
親切な行為や家事を手伝ってもらうことで愛情を感じるタイプ
【カナリア型】
餌を与えてほしいわけでも、話しかけてほしいわけでも、撫でてほしいわけでもない。
さえずりながら、そばでじっと歌をきいていて、と呼びかける
相手と質の高い時間を共有する、安らぎの時間を持つことが愛情表現
もっと二人いの時間をつくって、あまり一緒にいてくれない等の不満がでるのはこのタイプ
なかなか上手い分類方法ですね。
ちなみにこの方言がお互い通じていないから、愛情関係の問題が起きる、ということでした。なるほど。
他にもよくある普遍的な悩みを様々な見方で解決する、気持ちを楽にする方法を
提案してくれる本です。「老い」に対する悩みを描いている章も面白かったです。