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Osaka Great Santa Runの裏側

Category in backstage
2019年10月21日 05:22:02

某CMで使われたこの『世界は誰かの仕事でできている。』というキャッチコピーが好きだ。

私にとっては「裏方」に光を当て、その格好良さを表現していると感じるからだ。
裏方、というのは「現場」とも表現できる。

イベント業界にいると、裏方を見ることがとても多い。
というか、基本的に裏方の世界だ。
例えばアーティストによるコンサートなどをとっても、前日から裏で必死に仕込み、準備をし、当日の運営は勿論、アクシデントがあったときに備えているスタッフが沢山いる。
そういう人たちの力があって、当日アーティストが光を浴びる場が出来ている。

光を浴びる場所で活躍している、一芸のある人、才能のある一握りの人たちも凄いと思う。
でも、目立たなくてもそれぞれ凄い仕事をしているし、私はそんな才能ある人たちを支える裏方が格好いい場面を多く見てきた。

例えばイベンターの真価は、運営すること自体よりも何かあったときの対応力だと個人的には思う。
正直、イベント自体なら規模などを問わなければ、誰にだってできる。
でも、イベントのプロか、そうでないかの違いは対応力だ。

イベントにアクシデントはつきものだし、何か急に起きたとき、それに対応できる為には数々の経験がモノを言う。
イベントのプロは、いかに事前にリスクを予想し出来るだけ潰しておけるか、そして当日起こったアクシデントに対応出来るか、の違いだ。
この人がいれば、何かあっても何とかなる、という安心感に対してお金を払っているものなのだと感じる。

立場は裏方だけど、イベントを作っている時に安心感がある人の格好良さは凄い。
「何かあってもなんとかできる」って凄く格好いい。
そしてそれを隠れたところで行っているところが、更に格好いいと思う。
古風な日本的な考えかもしれないけれど。

大阪グレートサンタランは当初から「参加者が主役だ」と言い続けている。

有名な誰かではなく、身の回りで普段は気付かない「隠れた優しいサンタである参加者」が「子ども達にプレゼントを届ける」という形を表現したい、というのが個人的な思いだ。
だから本当の意味でプレゼントを子どもたちに届けているのは参加者であり、プレゼントのお礼を言われるのも、参加者。

主催団体は参加者の気持ちを届ける課程で、少しそこにラッピングをしているかもしれないけれど、あくまで運び屋であり、橋渡し役にすぎない。
光が当たるべきなのは主催者・主催団体ではない。

となると、裏方に憧れをもっている身としては、裏方をやるのであれば、格好いい、プライドをもった裏方になりたい、と思う。
出来るだけ参加者に光が当たるように全力を尽くしたい。

しかしプレゼントを届けるのはどうしても、病院という場所柄、スタッフが代理で行くことになり、参加者の方がいけないのが難しいところ。
参加者の方が、あとは頼んだ…!と、プレゼントを用意する為の参加費を提供してくれて、でも最後のお届けの場においては、裏方っぽくなっている…というところに、もどかしさも感じている。
私たち主催者が黒子に、裏方に徹したいのに、参加者の方が結果的に格好良く裏方になっていて、負けている気が…という(勝ち負けではないものの)変なジレンマを感じる。

しかも、Facebookなどでは、何故かスタッフを労ってくださるコメントが出てきたり、ボランティアに来てもらうと何故か手伝ってもらう以上に差し入れももらったりと、もはやこれぞ格好いい裏方、の人たちが本当に沢山いる。

更に大阪グレートサンタランと一緒になって、子どもたちにプレゼントを届けよう、という飲食店が集まってバルを開催するなど、サンタランに参加出来なくても違った形で支えてくれる人までも出てきて、世の中には有名人とかではないけれど、格好いい人が本当に沢山いる…と感じる。

サンタランは今では色々な地域で開催されている。
サンタの格好で走って、プレゼントを届けて、というシステムは一緒かもしれないが、そこを支えている人たちの考え方で、同じイベントでも開催地によって、主催者によって色々な色がある。

極端な話、有名人を呼んでイベントを盛り上げて、参加者に楽しんでもらいつつ開催しようという考え方だってあるし、どっちが良いとか悪いとかではない。

ただ、私が関わる大阪グレートサンタランは、多くの有名人ではない、隠れた格好いい人たちが主役になるイベントで、主催者としてはそれを支える格好いい裏方でありたい、そう思っている。

2017年11月21日 03:32:57

サンタランを開催していく上で大切にしていること、それは「チャリティする側もされる側も楽しいこと」。
ただ毎年参加したい!と思ってもらえるチャリティである為にはそれ以外に、色々と変化も大事だと感じる今日この頃です。

実は当初より更につけたかった付加価値がもう一つありました。
それは「お得であること」。
関西人だと特にそれも大事だと思うわけです(^m^)笑

サンタラン開始当初は、イベントも楽しくて、且つ誰かの為になっている、というチャリティイベント自体が日本では珍しかったこともあり、何となく楽しいのに良いこともしているところがお得な感じ、とは言われてきました。

が、折角そうやってチャリティに参加してくださっている皆さんに何かもっと喜んでもらえることないかな~とずっと思っていました。
そして当初から「参加賞」がそれだろうとは思っていました。

ただ、参加者が増えるに伴い、なかなか数千個単位での物品協賛は難しくなります。
(そもそも物品協賛よりもイベント運営のための通常の協賛を探すのが優先、という裏事情もあったりします)
かといって、お金を払って参加賞を買うのは趣旨的に何か違う…

結果的に毎年田辺三菱さんが、参加人数分アスパラドリンク用意しますよ!とおっしゃっていただきご協力していただくことが続いていました。
が、皆さんに何かもっと配りたい!(笑)と思っていたところ、遂に今年応えてくださる新たな助っ人が出てきました!

ひょんなご縁から一般社団法人食品ロス・リボーンセンターの方とお知り合いになり、なんと以下のセットを参加者分いただけることになりました!

サンタラン 備蓄米
これの素敵なところはただ参加賞が増えた、というだけじゃないところなんです。
実は食品ロスを削減するのにも協力できるということ!が個人的には更に良いなと思うのです。

皆さんは備蓄米ってご存知ですか?
震災の時などに、こちらにお水やお湯を入れるとご飯が食べられる優れものです。
ただこちらの商品、来年2月末頃に賞味期限が来ると廃棄になってしまうのです。もったいない!!
それをどうにか有効活用できないか、ということで是非参加賞に!といただくことになりましたヾ(´^ω^)ノ♪
(一応補足しておくと、もらえるだけなら欲しい人は沢山いるのに!と思いがちですが、そのための事前の運搬等の問題がある為に簡単にはいかない…という事情があります。その辺も面白いエピソードは沢山あったので紹介したいのですが、またの機会に)

サンタ・ランで楽しみつつ、子どもたちにプレゼントも届けられて、食品ロスを減らす活動にも参加できてしまう!
1度で3つおいしいイベントに!!
ちなみに上記3つセットでお渡しする予定ですが、確かに期限が迫っているものの、普通に購入すると3つで1,000円近くしますΣ(゚Д゚)

そして、これ先日サンプルをいただいたので早速事務局で試食しました(笑)
ちなみにこちらはわかめごはん。

なかをあけるとまだぱらぱらのご飯にもかかわらず早速わかめごはんの香りがします!
そして流石!スプーンもついてる!
何で食べよう…と一瞬お箸を探しかけました(^ ^;) 震災の時とかスプーンついてないと困りますもんね。

サンタラン 大阪
脱酸素剤も忘れないように抜いて(これ意外と忘れそうになると思うのですが私だけ…?)お湯をラインまで注ぎます。

サンタラン 
上部のチャックをしめて待つこと15分。

サンタラン

Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)
ご飯になってる!!
レンジを使わずに温かいご飯が食べられるというのが便利!(サンタ事務局には電子レンジがありません)
あとは上がチャックになっているのですが、残っても持ち運びも簡単。

事務局スタッフは、これお夜食にも良いし、海外旅行で持って行っても手軽だし、何だったら事務所にストックしときたい(白米もふりかけだけ持ってきたら色々楽しめる笑)、そして更に素敵アイデアも出たのですがそれは現在計画中なので追ってご報告します!

皆さん、今年更に一段と楽しくてお得になったサンタ・ランに参加して食品ロスの削減にもご協力をよろしくお願いします!(*^ ^*)

2017年11月15日 10:59:59

サンタランまであと3週間を切りました。
この時期、事務所はバタバタで…とはよく言いますが、具体的にどんなことにバタバタしているのでしょうか。
本日は具体例その1をご紹介します…(^m^)
(その2、その3をご紹介できる余裕が今後あるかは謎…)

ここ数日で仕事の合間にみんなで探していたのは「スタッフ帽」。
会場で全員がサンタなので、スタッフが見分けにくい!ということで最初の頃から採用しています。
(首からさげるスタッフ証とかは人が多いと見えにくいですしね…)
参加されたことのある方はご存知かと思いますが、これです、これ。


ちなみに救護班の皆さんはもっと目立つようゼッケンをつけていただいています(^0^)/

で、このスタッフの被っている水色の帽子、もともとはダイソーさんで購入したものですが、
実はすでに取扱い中止されているのです…。取り寄せ不可。
お値段も手ごろだし、良かったのに!!!!( TДT)

そんなわけで、現在店舗にある分で最後とのことで、関係者が家の近所や出先でダイソーを見つけてはサンタ水色帽子を捜し
「ありました!!!」
「おおおお!!」
「何個要ります??」
「お店にある分、全部!!」
みたいなやり取りが勤務時間外でも繰り広げられています(^ ^;)
なかには旦那さんが出張先で見つけてきたので!という家族ぐるみで捜索してくださるスタッフも(笑)

時間外も協力してくださっている皆さん、有難うございます!!

2017年8月3日 12:53:37

8月!
7月は2回も出張があったりと盛り沢山だったせいか、何だか1カ月が長かったと感じました。
ようやく8月!(個人的には暑さはもう十分満喫したので涼しくなっても良いのですが…)

今月はなんだか新しい月が始まる!という意識がいつもより強く感じるので、目標を立ててみました。

「できるだけ沢山本を読む」

電車の移動時間等ついついスマホをいじってしまうのをやめ、できるだけ沢山本を読む、と決めました。
そんなわけで今読んでいる本はこちら。

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)

これからの時代、「知財」について簡単な知識を持っているだけでも助けになる、という書評を読んで手に取ることにしました。
近年、五輪のロゴ問題とか、まとめサイトの問題でサイトが閉鎖に追い込まれたりだとか、意外と急に巻き込まれる可能性もありますしね(( ;゚Д゚))

ちなみに実は「Santa Run(サンタ・ラン)」という言葉は商標をとっています。
近年、何やら片っ端から商標登録申請をしている元弁理士さんのお話が少しニュースになったこともありますが(この本でも紹介されていています)サンタを始めた約10年ぐらい前も中国人が日本のメジャーな名前などを先に押さえていて…という問題があったので、先に押さえておいたのです。

侵害してくるところを訴えようという攻めの姿勢、というより、将来何か知財的な問題で責められないよう「守るため」に取ったのですが、この本を読んでいてその選択は正しかったと再認識。
ここ数年、事務局にお問い合わせしてくださる、他の地域で開催されたいという方も気にされていることが多いです。

気をつけていないと、知らない間に侵害することもありますし、身近な事例も沢山紹介されています。
確かにちょっとした知識を持つのに手軽な一冊です。

2017年3月24日 00:30:43

前回の記事でご紹介した案件について、そろそろ形が整ってきたのでご報告です(^O^)

今回新たに始める試みは「Santa Tea」プロジェクト!
事の発端は、私が2年前に訪れたシアトル・チルドレンズ・ホスピタルでした。

Seattle

シアトル・チルドレンズ・ホスピタルは日本で「〇〇ちゃんを救う会」等で募金を集めて渡米したお子さん等が手術を受ける先などになることも多い、アメリカでも屈指の子ども病院です。
2年前にひょんなことから、個人的にシアトルを訪れる機会に恵まれ、その際に今後のサンタ・ランの在り方などに何か刺激をもらえれば、と思いシアトル・チルドレンズ・ホスピタルへ行ってきました。

入り口では全ての訪問者がその場で写真を撮影され、写真付きのパスを発行されます。

IMG_2120

ちなみにこのパス、1日過ぎるとなんと期限切れ、が勝手に浮き上がってくるという念の入れよう。

IMG_2172

そして訪問を通して衝撃を受けたのは、施設などのハード面は勿論のこと、入院している子どもたちの家族に対する、心身ケアなどソフト面でのサポート体制の手厚さ、そしてそれをバックアップする企業などの姿勢でした。

そのなかで素敵だなと思ったのが「ティーサービス」でした。
コーヒー文化が根付くシアトルだけあって、ご家族に無料のコーヒーサービスを提供されていたのです。

「お母さんは「お疲れ様」と自分に淹れてもらった、たった1杯のコーヒーで救われることもあるのよ。そしてお母さんの笑顔は子どもの笑顔に繋がるの」

そうスタッフさんが話してくださるのをきいて、是非日本でもこのサービスを取り入れたい!と思ったのでした。

前置きが長くなりましたが、そんな想いを温め続けて(時に人に喋りまくって笑)いたところ、ひょんなことからGreenberry’sさんとのご縁をいただきました。

Greenberry’sさんは創業地のアメリカ・バージニア州でも大量出店することなく、人に寄り添い、地域と関わり合うことを大事にされているそうです。(メニューで何が美味しい!とかのお話は前回の記事を参照ください笑)
単なる海外から来たコーヒーショップではなく、地域に貢献でき、地元の人に愛されるお店を目指したい、との想いがあり、今回のご縁にもつながりました。

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関西出店とはいっても、今まで兵庫県が中心だったのですが、3月25日に遂に大阪の蒲生4丁目にオープンします!実は本日は一足早くそのオープニングパーティに伺ってきました。

IMG_6040
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コーヒーショップには珍しく、お子さん連れのお母さん達にも嬉しいキッズスペースがあります!
この辺りも今回のプロジェクトに繋がる想いがあるのかな、と勝手に想像しています(*^ ^*)

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本社から創業者の社長さんも来られており、Santa Runについて直接お話させていただけて(応援するから何でも相談してね、と言っていただけました!わーい!ヾ(´^ω^)ノ♪)とっても貴重な時間を過ごさせていただきました!流石チャリティ大国・アメリカの企業だなーとも感じました。

今回の「Santa Tea」プロジェクトについては、まずはトライアルも兼ねて、昨年のOsaka Great Santa Run 2016のチャリティとして、兵庫県立こども病院さんへのチャリティの一環として行う予定にしています。

Osaka Great Santa Runが色々なところで紹介されるにつれ、是非私たちの病院にも、という声をいただくのですが、毎年Santa Runが終わってからクリスマスまでの期間というのには、時間的制約もあり、訪れることのできる病院にはどうしても限りがあることが悩みの種でした。

ただ今後は、Santa Runという枠に捕らわれず、季節を問わず、応援している人やお店、企業さんがいるんだよ、という気持ちを届けられる仕組みを作っていきたいと思っています(^ ^)

そして応援してくださる人やお店、企業さんも応援できるようになればみんなハッピー!!ヽ(*´∀`)ノと、ふわふわ夢のようなことを考えています(笑)

病院での実施はまだ少し先なのですが(今時期は病院さんも異動やらでお忙しいのです笑)またそちらもいつも通りご報告させていただきます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

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↑こちらの病院の相談室を即席カフェにする予定です(^m^)

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